講座2回目

ハネット

2012年02月21日 13:04


 2月は並里まさ子先生に来ていただいてハンセン病の基礎知識と退所者医療についての講座からスタートしました。並里先生は療養所で医師をされていた方ですが、現在埼玉で開業し、退所者の方々の医療についても詳しい先生です。沖縄からも埼玉まで相談や診察を受けに行っている方もたくさんいるようです。生活に支障を来さないようにという配慮をすごくされているのが分かりました。退所者の方からの信頼が厚いのもよく分かるような気がしました。
 退所者の方も数名参加してくれていたので、よい話が聞けたんじゃないかと思います。沖縄の退所者の方で困っている方もたくさんいると思うのですが、なかなか自分たちはそこまで退所されている方たちのことが分からないことが多いです。そういう方にぜひこういう情報が届くといいのですが。

 2時間目は金城自治会長の国賠裁判と将来構想について。国賠裁判勝訴から10年経ち、裁判についても知らない人が増えてきているので、裁判のことも含めて話していただきました。熊本や東京で園内に保育園が置かれるなど進んでいるところもありますが、愛楽園も交流会館作りに向けてこれから中身の検討ややらなければならないことがたくさんあります。
 
 そして寒い中でしたが、園内のフィールドワークをしました。今回は私が主に話をして平良仁雄さんに補ってもらう形で行いました。先月の講座を聞いている人、今月から参加している人と知っている情報に差があったので、どこまで話せばいいか迷いながらでしたが、寒い中聞いてくださってありがとうございました。学校は廻れなかったので、来月時間があれば行きたいと思います。


 今回は並里先生が来られるということもあって、たくさんの人に参加してもらえました。3月は修了式。今回は何名の方が修了書を受け取るんでしょう。先月井上さん夫妻が来られていたときに咲き始めだった桜はもうほとんど終わりに近付いてますが、季節の変わり目で体調崩す人も多いのでみなさん体調気をつけてくださいね。

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