2009年02月25日
2月の講座
日曜に将来構想フォーラムが終わって、すぐにガイド講座の2回目がやってきました。名護市広報2月号に講座が載り、将来構想フォーラムでも講座とフィールドワークチラシを配ったおかげで、参加者も増えましたね。今回の講座は管理人あきぽと証言集の事務局で一緒に働いた政江さんの講座から。「愛楽園ができるまで」ということで、世界と日本のハンセン病対策の歴史を簡単に振り返り、愛楽園ができるまでを青木恵哉の話と絡めてしました。今回から参加という方のために病気の話も軽くしたりと、いろんなところに話がいくので、ついてくるのに大変だったかも。
政江さんは、監禁室、面会室など具体的な隔離から、納骨堂という亡くなってからの問題まで話してもらいました。仁雄さんの質問で火葬場の話も出ていましたね。
2つ講座が終わり、フィールドへ。講座の部屋から1番近い壕からスタート。軍収容、壕掘りや戦争中の生活、亡くなっていく人たちの話。そして、平和の礎のこと。話をしてから中にも入ってもらいました。
火葬場の話も出ていたので、開園当時に火葬場があった場所へ。見上げている木は開園当時、小学生が飛び越せるほど小さい木でした。
発祥の地ではいつもしている話に加えて、頌徳碑の台座に埋め込まれている石やここが昔は愛楽園の玄関だったことなど仁雄さんの体験談も交えて話してもらいました。
隔離を示すもので現在も残っているのは塀の跡と面会室。面会室の真ん中に残る土台は本当に貴重なものです。
最後に学校跡。体験者の話を現場で聞くと講座で話を聞いているものとは違った感覚が残ります。フォーラムで退所者であることを公表した仁雄さんの今でしか聞けない気持ちも聞けてよかったです。
2時間かけてまわりましたが、これだけゆっくりフィールドワークできると本当に充実したものになります。受講者の方もフィールドを歩いて、いろいろ実感してもらえていたらうれしいですね。来月は伊波敏男さんも来られて、講座の最終回になります。伊波敏男さんの話を聞きたいという方もたくさんおられると思います。そういう方もぜひどうぞ。
また、別の日にも講演いただこうと思っています。詳細が決まったらアップしますね。
Posted by ハネット at 12:21│Comments(0)
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